深圳から香港への移動方法は、大きく分けて「地下鉄」、「高速鉄道」、「越境バス」の3つあります。
出発地・目的地・時間帯・荷物の量によって、使いやすいものを選びましょう。
3つの移動手段を一覧比較
| 移動方法 | 地下鉄口岸(福田・羅湖) | 高速鉄道 | 越境バス |
|---|---|---|---|
| 所要時間(目安) | 1〜1.5時間+手続き時間 | 14〜30分(乗車のみ)+手続き時間 | 1.5〜2時間(渋滞次第) |
| 料金 | 深圳地下鉄数元+香港MTR運賃(HK$40〜60) | 約70〜80元(二等席) | 約45〜60元前後 |
| 予約 | 不要 | 事前予約推奨(パスポート必須) | 不要(窓口当日購入可) |
| 出発地の柔軟性 | 深圳地下鉄沿線から福田口岸・羅湖口岸へ | 深圳北駅・福田駅からのみ | 深圳各所のバスターミナル |
| 到着地の柔軟性 | 香港MTR各駅へ乗換可能 | 香港西九龍駅のみ | 九龍・香港島など複数の停車地 |
| 荷物 | スーツケース置場なし | スーツケース置場あり | スーツケース置場あり |
| 渋滞リスク | なし | なし | あり |
| 終電・終バス | 福田口岸は22時半まで 羅湖口岸は24時まで | 最終22時半頃まであり(深圳発) | 路線により異なる |
① 地下鉄口岸ルート(福田口岸・羅湖口岸)
どんなルートか
深圳の地下鉄に乗り、国境のイミグレーション(口岸)で出国・入国審査を経て、香港MTRに乗り換えるルートです。主な口岸は2つで、深圳地下鉄1号線終点の「羅湖口岸」と、4号線・10号線の「福田口岸」があります。どちらも地下鉄駅とイミグレが直結しており、外に出ることなく徒歩で香港側へ渡れます。
福田口岸と羅湖口岸の違い
羅湖口岸は中国最大規模の口岸のひとつで、深圳1号線の終点に位置します。歴史が古く多くの人が利用するため、混雑しやすいのが特徴です。一方の福田口岸は4号線・10号線が乗り入れており、羅湖に比べて混雑が少ないとの口コミが多く、福田エリアに宿泊する旅行者にとっては動線上も自然な選択肢です。
深圳地下鉄→口岸経由の手順
深圳地下鉄で口岸の最寄駅に到着したら、案内表示に従って進みます。地下鉄の改札を出て、案内通りに進むと深圳側のイミグレがあります。出国審査を通過しら、歩いて香港側へ。香港の入国審査を通過すると、香港MTRに直結しています。
福田口岸は、香港MTR 東鉄線「落馬洲駅」、羅湖口岸は、東鉄線「羅湖駅」が直結駅です。
向いている人
深圳の地下鉄沿線に宿泊していて、到着後すぐにMTRで各地へ移動したい人に最適です。予約不要で思い立ったらすぐ動けるのも強みです。荷物が多い場合は地下鉄の乗り換えが少し大変なので、スーツケースは小さめにまとめておくと無難です。
② 高速鉄道(高鉄)
どんなルートか
深圳北駅または福田駅から、香港西九龍駅を結ぶ高速鉄道(広深港高速鉄道)を使うルートです。深圳〜香港の所要時間は最速14分と圧倒的に速く、新幹線のような快適な乗り心地が特徴です。
出入国審査は西九龍駅構内で一括して行われるため便利です。
料金・チケット購入
深圳北駅・福田駅から香港西九龍駅を結ぶ路線の運賃は二等席で約68〜75元(約1,500〜1,600円)程度です。チケットは日本からでも事前にオンライン予約が可能です(中国鉄路12306アプリ、Trip.comなど)。チケットはパスポートと紐づけられるため、手元にパスポートを準備して予約を行ってください。大型連休など繁忙期は早期満席になることがあるため、事前予約が安心です。
注意点
香港側の到着駅は西九龍駅のみのため、湾仔など香港島側のホテルへはMTRでの乗り換えが必要です。また深圳側の出発駅が「深圳北駅」または「福田駅」に限られるため、宿泊場所によってはそこまでの移動が必要になります。
福田エリアに宿泊している場合、地下鉄、高速鉄道の両方が候補になりますが、香港での乗り換え後の移動時間等を含めた合計の所要時間は地下鉄口岸ルートとそれほど変わらない可能性があります。
向いている人
快適さ・スピードを最優先する人、大きな荷物がある人、座席指定で確実に座りたい人に向いています。深圳北駅または福田駅へのアクセスが良い場所に宿泊している場合は特に使いやすいルートです。
③ 越境バス
どんなルートか
深圳湾口岸などを経由して、香港の九龍や香港島の各地まで直接運行するバスを使うルートです。所要時間は約1.5〜2時間で、途中の口岸でバス会社のスタッフが出入国手続きを誘導してくれます。座ったまま移動できるため体力的な負担が少なく、荷物が多い旅行者でも楽に移動できます。
料金・チケット購入
料金は路線によって異なりますが、香港市街からなら約45〜60元で移動でき、時間に余裕があり、安く移動したい人にはおすすめできる方法です。チケットは各バスターミナルの窓口で当日購入できます。
注意点
渋滞による遅延リスクがある点が最大のデメリットです。特に連休中や週末は深圳湾口岸周辺が混雑しやすく、予定通りの時間に到着できない可能性があります。帰国便などの時刻が決まっている場合は、余裕を大きく持った計画が必要です。
向いている人
目的地が香港の特定エリア(九龍など)で、そこまで直行したい人に向いています。また地下鉄の乗り換えが苦手な人や、大きなスーツケースがある人にとっても選択肢になります。ただし時間の予測が立てにくいため、帰国日の移動には不向きです。
まとめ
今回の旅では、地下鉄(羅湖口岸)を選びました。
主な理由は3つあります。
①宿泊が羅湖エリアのため、移動が便利だった点。
②地下鉄は事前に予約不要で、朝の出発時刻を柔軟に調整できる点。
③地下鉄口岸ルートは香港MTRと直結しており、羅湖駅からホテルの最寄り駅まで乗り換えなしで
いける点
高速鉄道も魅力的ですが、今回は時間的余裕もあったので、羅湖口岸が多少混雑していても、羅湖口岸から直接地下鉄で動いた方がトータルで楽だと判断しました。
越境バスは渋滞リスクがあり、観光時間を少しでも多くとりたいので、今回は選択から外しました。
出発地、到着地等で、何を選ぶと良いかは変わってきます。どれが正解かはないですが、少しでも快適な移動になるものを選んでみてください。
